ナイト・ストーム/サラ・パレツキ-/ハヤカワ文庫(2012.9.25発行)
☆2011年MWAのグランド・マスター賞(巨匠賞)に輝くサラ・パレツキーが送る女性私立探偵ヴィクのシリーズ第15作
従妹のペトラから助けを求める緊急電話が入った。ペトラが指導している少女たちが夜間外出禁止令を破り町中に繰り出ししているという。
嵐の真夜中に子どもたちを見つけたのは、閉鎖された墓地だった。そこで少女たちはファンタジー小説をまねた罪のない儀式ごっこに興じていたが、悲鳴が上がった。駆けつけたヴィクが見つけたのは、胸に鉄の棒を突き立てられた男の死体だった— 次から次に事件が起こり、その中心に何故かヴィクがいることになります。
登場人物が多いこととストーリがいくつも折り重なっているので、頭の中にきちんと整理して読んでいかないと誰が誰だったかわからなくなります。ちょっと苦労しました。
恋人の音楽家のジェイク・隣人のコントレーラス・医師のロティ・今回は記者のマリ・ライアスンがヴィクを支えてくれます。
頑張るヴィクを読んでいるとこちらも元気づけられます。一気に読んでしまいました。
2012年9月25日ハヤカワ文庫より発行 原題は「BREAKDOWN」
<女性探偵V・I・ウォーショースキー・シリーズ>
☆2002年このシリーズは英国推理作家協会賞ダイアモンド・ダガー/巨匠賞(THE DIAMOND DAGGER)賞受賞
第1作 『サマータイム・ブルース』
第2作 『レイクサイド・ストーリー』
第3作 『センチメンタル・シカゴ』
第4作 『レディ・ハートブレイク』
第5作 『ダウンタウン・シスター』
☆1997年英国推理作家協会賞シルバー・ダガー賞受賞作品
第6作 『バーニング・シーズン』
第7作 『ガーディアン・エンジェル』
第8作 『バースデイ・ブルー』
第9作 『ハード・タイム』
第10作 『ビター・メモリー』
第11作 『ブラック・リスト』
☆2004年英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作品
第12作 『ウィンディ・ストリート』
第13作 『ミッドナイト・ララバイ』
第14作 『ウインター・ビート』
第15作 『ナイト・ストーム』本書
第16作 『セプテンバー・ラプソディ』
関連
-
女性探偵V・I・ウォーショースキー シリーズ, 女性私立探偵もの, 評価: ☆☆☆☆☆