遮断地区/ミネット・ウォルターズ/創元推理文庫(2013.2.28発行)
☆ミステリが読みたい!2014年版(早川書房)第1位
☆このミステリーがすごい!2014年版(2013年)ベスト20宝島社 第2位
☆2013年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位
英国ミステリの女王と呼ばれるミネット・ウォルターズの第8長編・2001年の作品
低所得者層団地に、小児性愛者が入居。ひっかきまわすことしか知らない巡回保健婦の不用意な発言からその事実が伝わり、シングルマザーらの団地住民はデモ行進を計画する。一方、その小児性愛者が以前住んでいた団地で10歳の少女の失踪事件が発生—-
小児性愛者排斥デモと十歳の少女の失踪事件の行方を複数の視点から並行して描いたミステリ
一つの事件だけに集中して読みたかったというのはぜいたくな悩みなのでしょうか。
ケースワーカーや保健婦の専門家が働かず、それどころか問題の発生源であるのは日本だけではないようです。
残りの作品の一日も早い翻訳をお願い致します。
2013年2月28日創元推理文庫より発行 原題は「ACID ROW(2001)」
<ミネット・ウォルターズ作品紹介>
1992年『氷の家』☆CWA最優秀新人賞受賞作品
1993年『女彫刻家』☆MWA最優秀長篇賞受賞作品
1994年『鉄の枷』☆CWA最優秀長篇賞受賞作品
1995年『昏い部屋』
1997年『囁く谺』
1998年『破壊者』
2000年『蛇の形』
2001年『遮断地区ACID ROW』本書
2002年『病める狐』☆CWA最優秀長篇賞受賞作
2003年『DISORDERED MINDS』
2005年『THE DEVIL’S FEATHER』
2007年『THE CHAMELEON’S SHADOW』
関連
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2013年文庫, 2014年版(2013年), 2014年版(早川書房), 臨床心理医など医師もの, 評価: ☆☆☆☆☆