海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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もう年はとれない/ダニエル・フリードマン/創元推理文庫(2014.8.22発行)

      2015/11/18


☆2014年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第4位
☆ミステリが読みたい!2015年版(早川書房)第5位
☆2014年週刊文春ミステリーベスト10(海外)第5位

主人公は、ヘビースモーカーの87歳のバック・ジャッツ

元メンフィス署殺人課の刑事・30年間殺人課の刑事だった彼は、もうやめてからも同じような月日が流れている。

そんな彼を主人公にしたこの作品は、そのユニークさで2012年のアメリカのミステリ界の話題をさらったそうです。

既に第2作も発表されています。

実在の作家の祖父をモデルにしたためか、高齢者の実態を的確に表現した描写は、素晴らしい。

けれど、ミステリとしてはあまりにもご都合主義なところがあり納得できない。

2015年8月22日創元推理文庫より発行 原題は「DON’T EVER GET OLD」(2012)

 - 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆