海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

モンスター 臨床心理医アレックス/ジョナサン・ケラーマン/講談社文庫

   

主人公は臨床心理医のアレックス・デラウェア
最初はとっつきにくかったのですが、段々引き込まれていきます。
このシリ?ズを初めて読みましたが、以前の作品を読んでいなくても全く違和感はありませんでした。頭の中の想像部分の描写が多すぎて、変わった作品だと思いますが、サイコ・サスペンスとして読んでみる価値のある作品です。
シリーズ第13作(1999年) 3作目までは扶養社ミステリー4作目から11作目までは新潮社文庫から発行されています。シリ?ズの発行がストップした後に、一作飛ばして翻訳するのは講談社さんの得意技?
ジョナサン・ケラーマンは1949年ニューヨーク生まれ。カリフォルニア大学LA校及び南カリフォルニア大学LA校卒。心理学博士。専門は小児臨床心理学。
85年に『大きな枝が折れる時』で作家デビュー、同作がアメリカ探偵作家クラブ最優秀新人賞を受賞。以後、臨床心理医アレックス・シリーズでベストセラー作家に
日本で2005年3月15日講談社文庫より発行 

 - 臨床心理医など医師もの, 評価: ☆☆☆☆