海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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ふたりの逃亡者/ボブ・メイヤー/二見文庫(2008.5.20発行)

   

原題は「BODYGUARD OF LIES」 物語の主人公は2人の女性 邦題はそれを意識したのでしょうか。
あっという間に引き込まれました。女性が力強く困難に立ち向かっていくストーリーが好きな方には絶対のお勧め作品です。
アメリカ合衆国の極秘情報機関<ザ・セラー>その工作員が病気で死亡したとき、微妙なバランスが崩れ—-
作者は続編のLost Girls を書き上げており、本書終了時からどう展開していくのかとても楽しみなので、翻訳出版が待ち遠しいですね。
合衆国陸軍士官学校を卒業後、特殊部隊グリーンベレーに所属。引退後は軍事教官として勤める一方、経験をもとに執筆活動をはじめた作家の作品
邦訳の既刊は『抹殺』『機密基地』(いずれも二見文庫)など
2008年5月20日二見文庫より発行

 - 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆