海外ミステリの本棚

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嵐を走る者/T・ジェファーソン パーカー/ハヤカワ・ミステリ文庫(2009.1.15発行)

   

「マット・ストロームソーがのちに彼の妻と息子を殺すことになる男と出会ったのは、高校生のときだった。」
この衝撃の書き出しで始まる物語 読む人をひとときも退屈させません。
読んだ後の爽快感があなたを待っています。
訳者も書き出しについて同じように書いていますが、まねをしたわけではありません。
サイレント・ジョー』(2001年)『カリフォルニア・ガール』(2004年) 二度のアメリカ探偵作家クラブ賞(MWA賞)最優秀長篇賞を受賞した作家の14番目の作品
2009年1月15日ハヤカワ・ミステリ文庫より発行

<作品紹介>
①『ラグナ・ヒート』Laguna Heat (1985)
②『流れついた街』Little Saigon (1988)
③『パシフィック・ビート』Pacific Beat (1991) 
④『凍る夏』Summer Of Fear(1993)
⑤『渇き』The Triggerman’s Dance (1996)
⑥Where Serpents Lie (1998)
⑦『ブルー・アワー』The Blue Hour (1999)女刑事マーシ・レイボーン シリーズ第1作
⑧『レッド・ライト』Red Light (2000)女刑事マーシ・レイボーン シリーズ第2作 2001年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞ノミネート作品
⑨『サイレント・ジョー』Silent Joe (2001)2002年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作品
⑩『ブラック・ウォーター』Black Water (2002)女刑事マーシ・レイボーン シリーズ第3作
⑪『コールド・ロード』Cold Pursuit (2003) 
⑫『カリフォルニア・ガール』California Girl (2004)2005年アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作品
⑬『レッド・ボイス』The Fallen (2006)
⑭本書 『嵐を走る者』Storm Runners (2007)
⑮L.A. Outlaws (2008)
⑯The Renegades (2009)


 

 - ボディーガードもの, 評価: ☆☆☆☆