海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの 」 一覧

ミレニアム1

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上)(下)/スティーグ・ラーソン/早川書房(2008.12.15発行)

2006年スカンジナヴィア推理作家協会「ガラスの鍵(Glasnyckeln)」賞※受賞作品 一つ一つの謎を丁寧に誰にも分かりやすく解いて、読む人をどんどんひきつけていく。 これがミステリのベストセラーになる本の共通点だと思います。 物語は、誕生日に40年にわたって必ず届く額入りの押し花が、今年もまた82歳になる老人に届いたところから始まります。 全世界で800万部を突破した『ミレニアム』三部作の第…

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ビューティ・キラー1 獲物/チェルシー・ケイン/ヴィレッジブックス(2008.6.20発行)

主人公のポートランド市警刑事のアーチー・シェリダンがビューティ・キラーと呼ばれた連続殺人犯の手に落ち、薬を飲まされ、体の自由がきかなくなるという衝撃的な状況から物語が始まる。 主人公が薬を飲まされたことに気づいた「その瞬間まで、彼女だという確信はなかった。—-」 何という書き出し!! 何故何故という疑問と、どう展開するのかなという疑問が次々に湧いて、先を読まずにはいられなくなります。 新人とし…