海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 このミステリーがすごい! ベスト20 宝島社 」 一覧

ワイオミングの惨劇

ワイオミングの惨劇/トレヴェニアン/新潮文庫

このミステリーがすごい!2005年版(2004年)宝島社第3位 作家は伝説(?)の覆面作家 自分のプライバシーを守っている人だそうです。 19世紀末のアメリカが舞台 50ページまでは本当に退屈だし128ページまで行っても、西部の町の住民紹介だけ。どう展開していくのか予想がついてしまうし、凶悪犯にはいらいら以上の嫌悪感を覚える。映画化を想定して書いているのでしょうか。  闘うベストテン2004(ミス…

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『珈琲相場師』/デイヴィッド・リス /ハヤカワ・ミステリ文庫

作家はフロリダ南部育ち コロンビア大学大学院でイギリスの小説と金融の関係を研究 このミステリーがすごい!2005年度版(2004年) 宝島社 第20位 舞台は1659年当時世界の商業の中心だったオランダ・アムステルダム 歴史ミステリ 当時の女性に対する考え方やユダヤ教がこの当時からヨーロッパで迫害を受けていたことに驚かされます。 主人公は、相場師のミゲル・リエンゾ 最初はちょっと入りにくいかもしれ…

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炎に消えた名画(アート) /チャールズ ウィルフォード/扶桑社ミステリー

闘うベストテン2004海外ミステリ第9位 このミステリーがすごい!2005度版海外編第12位 最後まで読んでみると、ストリートしてはおもしろいと思う。 だけど、78ページから110ページまでは、美術の説明に終始し、小説の中で話を聞いていた恋人が眠ってしまったように、眠ってしまいました。 この部分は、翻訳者の楽しい気持ちは伝わってくるものの、美術に興味が少ししかない人には、難解でおもしろくない。飛ば…