海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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過去からの弔鐘/ローレンス・ブロック/二見文庫(1987.5.20発行)

   

ニューヨークの元警官で無免許の私立探偵マシュウ(マッド)・スカラーのシリーズ第1作
時代を全く感じさせない面白さ 解決の方法も渋い!!!
依頼はヴィレッジのアパートで殺害された娘の過去を探ってくれないかというものだった。犯人は逮捕されており——
先を読まずにはいられない構成のうまさ 人に対する温かい目と厳しい目に納得 あっという間に読みきってしまいました。
<私立探偵マット・スカダー・シリーズ>
①『過去からの弔鐘』 Sins of the Fathers 1976
②『冬を怖れた女』 In the Midst of Death 1976
③『1ドル銀貨の遺言』 Time to Murder and Create 1977
④『暗闇にひと突き』 A Stab in the Dark 1981
⑤『八百万の死にざま』 Eight Million Ways to Die 1982
⑥『聖なる酒場の挽歌』 When the Sacred Ginmill Closes 1986
⑦『慈悲深い死』 Out on the Cutting Edge 1989
⑧『墓場への切符』 A Ticket to the Boneyard 1990
⑨『倒錯の舞踏』 A Dance at the Slaughterhouse 1991 ※1992年MWA賞最優秀長篇賞受賞
⑩『獣たちの墓』 A Walk Among the Tombstones 1992
⑪『死者との誓い』 The Devil Knows You’re Dead 1993※1994年PWA(シェイマス賞)最優秀長篇賞受賞 ☆PWA(シェイマス賞):アメリカ私立探偵作家クラブ Private Eye Writers of America(PWA) が主催する賞で、毎年優れた私立探偵小説に与えられる
⑫『死者の長い列』 A Long Line of Dead Men 1993
⑬『処刑宣告』 Even the Wicked 1996
⑭『皆殺し』 Everybody Dies 1998
⑮『死への祈り』 Hope to Die 2001
⑯『すべては死にゆく』 All The Flowers Are Dying 2005
1987年5月20日二見文庫ザ・ミステリ・コレクションより発行

 - 男性私立探偵もの, 評価: ☆☆☆☆☆