ニューヨークの元警官で無免許の私立探偵マシュウ(マッド)・スカラーのシリーズ第1作
時代を全く感じさせない面白さ 解決の方法も渋い!!!
依頼はヴィレッジのアパートで殺害された娘の過去を探ってくれないかというものだった。犯人は逮捕されており——
先を読まずにはいられない構成のうまさ 人に対する温かい目と厳しい目に納得 あっという間に読みきってしまいました。
<私立探偵マット・スカダー・シリーズ>
①『過去からの弔鐘』 Sins of the Fathers 1976
②『冬を怖れた女』 In the Midst of Death 1976
③『1ドル銀貨の遺言』 Time to Murder and Create 1977
④『暗闇にひと突き』 A Stab in the Dark 1981
⑤『八百万の死にざま』 Eight Million Ways to Die 1982
⑥『聖なる酒場の挽歌』 When the Sacred Ginmill Closes 1986
⑦『慈悲深い死』 Out on the Cutting Edge 1989
⑧『墓場への切符』 A Ticket to the Boneyard 1990
⑨『倒錯の舞踏』 A Dance at the Slaughterhouse 1991 ※1992年MWA賞最優秀長篇賞受賞
⑩『獣たちの墓』 A Walk Among the Tombstones 1992
⑪『死者との誓い』 The Devil Knows You’re Dead 1993※1994年PWA(シェイマス賞)最優秀長篇賞受賞 ☆PWA(シェイマス賞):アメリカ私立探偵作家クラブ Private Eye Writers of America(PWA) が主催する賞で、毎年優れた私立探偵小説に与えられる
⑫『死者の長い列』 A Long Line of Dead Men 1993
⑬『処刑宣告』 Even the Wicked 1996
⑭『皆殺し』 Everybody Dies 1998
⑮『死への祈り』 Hope to Die 2001
⑯『すべては死にゆく』 All The Flowers Are Dying 2005
1987年5月20日二見文庫ザ・ミステリ・コレクションより発行