天国でまた会おう(上)(下)/ピエール・ルメートル/ハヤカワ文庫(2015.10.15発行)
☆2013年フランス ゴンクール賞(Prix Goncourt)※受賞作品
※フランスで最も権威のある文学賞のひとつ
本の題名は、第一次世界大戦中に敵前逃亡の汚名を着せられ銃殺刑に処せられた兵士が妻に残した言葉からとっているそうです。
戦争の愚かさと虚しさを切々と描く『その女アレックス』の作者がおくる冒険小説。
1918年11月、休戦が近いと噂される西部戦線。戦勲を上げるがために上官プラデルの味方を殺害する行為に気づいたアルベール・マイヤールは、プラデルに突き落とされ戦場に生き埋めにされてしまう—
いったいどんな結末が待っているのか、それを楽しみにあっという間に読んでしまいました。
フランスの新聞・雑誌の書評から「悲劇的な、そして波瀾万丈の物語。読者の心をとらえて離さない。感動的な一大絵巻」と絶賛されています。
2015年10月15日ハヤカワ文庫より発行 原書『Au revoir là-haut』は2013年8月発行
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評価: ☆☆☆☆☆, 軍人もの