悲しみは早馬に乗って/ドロシー・ギルマン/集英社文庫(2008.4.25発行)
ドロシー・ギルマンが駆け出しの作家だった1950年代から1960年代にかけて発表した読み切りの短編を日本でまとめたもの
読み終わったあとに心が温かくなるような(ほっと安心するようなものもあります)短編ばかり8篇
訳者は「生きていくうえで、何が大切かという問いかけ」がいつも作品に込められていると述べています。
収録作品『悲しみは早馬に乗って』『夢見る人』『客間のジャイアンツ』『エスケープ』『ダイヤルLはラブのL』『アイラブユー、アイラブユー、アイラブユー』『魔法の願い』『ストーカー』
☆ドロシー・ギルマン:アメリカの女性ミステリー作家
1966年ミセス・ポリファックスを主人公とするユーモア・ミステリ・シリーズ第1作「おばちゃまは飛び入りスパイ」を発表 平凡な老婦人が退屈な生活に飽き足らずにCIAにスパイ志願するというユニークな設定が受け、シリーズ化
エミリー・バージル・リード(旧姓ポリファックス)通称おばちゃま ミセス・ポリファックス・シリーズ
「おばちゃまは飛び入りスパイ(危険な国から愛をこめて)」 1966
「おばちゃまはイスタンブール」 1970
「おばちゃまは東欧スパイ」 1971
「おばちゃまはアルペン・スパイ」 1973
「おばちゃまはサファリ・スパイ」 1976
「おばちゃまはシルクロード」 1983
「おばちゃまは香港スパイ」 1985
「おばちゃまはハネムーン」 1988
「おばちゃまはアラブ・スパイ」 1990
「おばちゃまはシチリア・スパイ」 1993
「おばちゃまはサーカス・スパイ」 1995
「おばちゃまはアフリカ・スパイ」 1996
「おばちゃまはヨルダン・スパイ」 1997
「おばちゃまはシリア・スパイ」 2000
2008年4月25日集英社文庫より発行