海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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鎮魂歌は歌わない/ロノ・ウェイウェイオール/文春文庫(2008.7.10発行)

   

2004年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞(BEST FIRST NOVEL)ノミネート(候補)作品
解説のなかで「直球勝負のハードボイルドを貫いた快作」と本書を紹介しています。
途中までは余りにもありえない設定に作品に入っていけませんでしたが、どんどん引き込まれていき、最後には暑い夏にはぴったりの爽快な作品と思いました。
疎遠になっていた娘がモーテルで殺された。ワイナリーは復讐のため犯人を追う—-
原題は「WILEY’S LAMENT」※LAMENT(嘆き・悲嘆)
ワイナリーを主人公とするシリーズは現在まで3作まで刊行されています。続編の翻訳が待たれます。
2008年7月10日文春文庫より発行

 - 評価: ☆☆☆☆