海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

女たちの真実/ローラ・リップマン/ハヤカワ文庫(2008.2.15発行)

   

2007年クィル・ブック賞をミステリ・サスペンス部門で受賞
(2007 Quill Award winners  Mystery/suspense/thriller)
交通事故の現場から逃げ出した加害者の女性はどこかおかしかった。
決して名前を明かそうとしないのだ。
留置するといわれて、やっと「わたしはぺサニー姉妹の一人よ」と名乗った
それは30年前にショッピングモールから忽然と消えた15歳と11歳の姉妹の名前だった–
いったい彼女は誰なのか?30年前の事件の真相は?考えても考えても、最後の最後まで推定することすらできず、作者に完敗しました。
お勧めのミステリです。
2008年2月15日ハヤカワ文庫より発行

原題は「What the Dead Know」
著者紹介:メリーランド州ボルチモアで育ち、新聞記者を20年間 現在は専業作家
MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞・アガサ賞・アンソニー賞などミステリーに与えられる賞12冠に輝く
私立探偵テス・モナハンのシリーズを書いている人気作家

 - 評価: ☆☆☆☆☆