余波(上)(下)/ピーター・ロビンスン/講談社文庫(2009.7.15発行)
アラン・バンクス警部を主人公とするシリーズ12作目
スポーツマンで足がきれいな美少女が5人相次いで失踪した—-
英国では既にシリーズ18作目の長編が2008年に刊行されています。
凄惨な事件を扱う刑事たちの心理を深く描いた作品
救いがどこにもない結末は雨が降りしきる暗い街角を一人どこまでも歩いているようです。
イギリスとアメリカの心理分析官の立場の違い・警察官が犯罪者に立ち向かったときの扱いの違いは、ショックともいえるものです。
そういえばイギリスの警官は銃を持っていないんですよね。
2009年7月15日講談社文庫より発行
『罪深き眺め』シリーズ第1作
『夏の記憶』シリーズ第2作
『必然の結末』シリーズ第3作
『夢の棘』シリーズ第4作
『水曜日の子供』シリーズ第6作 ※第5作は翻訳されていません
『誰もが戻れない』シリーズ第8作 ※第7作も翻訳されていません
『渇いた季節』シリーズ10作目 ※第9作も翻訳されていません
『エミリーの不在』シリーズ第11作
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イギリス・ヨークシャーの主席警部アラン・バンクス シリ-ズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆