海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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沼地の記憶/トマス・H・クック/文春文庫(2010.4.10発行)

   

このミステリーがすごい!宝島社ベストテンのランクイン数では、ジェフリー・ディーヴァーに次ぐ史上第2位の作家
作者はインタビューの中で
「スタンダードなミステリを書き続けるうちに物語の途中途中に手がかりを埋め込んでいかなくてはことにフラストレーションを感じはじめた」
「解決に向かって脇目もふらずに進んでいくような小説が好きではない」
また「暗い物語は光を届けるために書かれるのであって、闇をもたらすためではないんです」
「沈鬱な物語は、いままで見たことのなかった類の光を読者にもたらし、その人生を照らすのだとわたしは信じています」と述べています。
2010年4月10日文春文庫より発行
☆闘うベストテン2010(AXNミステリチャンネル)国内外ミステリ第4位
☆2010年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位
☆2010年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第6位
☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第8位
☆このミステリーがすごい!2011年版(2010年)ベスト20宝島社第18位

『石のささやき』2007年9月10日文春文庫より発行

 - 2010国内外ミステリ, 2010年, 2010年文庫, 2011年版 (2010年), 2011年版(早川書房), 評価: ☆☆☆☆☆