海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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背後の足音(上)(下)/ヘニング・マンケル/創元推理文庫(2011.7.22発行)

      2015/12/14



☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位
☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第4位
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位

スウェーデンの港町イースタのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第7作

仲間の刑事たち・警察署長・検事 クルト・ヴァランダー警部の周辺をめぐるひとたちもそれぞれに捨てがたい魅力を放つ。

スカパーのミステリチャンネルで見た本シリーズより本の方がずっとずっとすばらしい。

なんと言っても主人公クルト・ヴァランダー警部の心の葛藤や”かん”が作品の中心なのだから。

映像には全く適さないシリーズだと思います。

この面白さを是非体験してください。シリーズ第1作からお読みください。

テレビ(スウェーデン及びイギリスでテレビドラマ化(刑事ヴァランダー))は見ない方が良いですよ。

2011年7月22日創元推理文庫より発行 原題は「Steget Efter」
<クルト・ヴァランダー警部シリーズ>
第1作「殺人者の顔」 Mordare utan ansikte (1991)
第2作「リガの犬たち」 Hundarna i Riga (1992)
第3作「白い雌ライオン」 Den vita lejoninnan (1993)
第4作「笑う男」 Mannen som log (1994)
第5作「目くらましの道」 Villospar (1995)☆2001年英国推理作家協会賞(CWA賞)最優秀長編賞受賞作品
第6作「五番目の女」 Den femte kvinnan (1996)
第7作本書「背後の足音」 Steget efter (1997)

 - 2011年, 2011年文庫, 2012年版(早川書房), スウェーデンの港町イースタの警部クルト・ヴァランダー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆