背後の足音(上)(下)/ヘニング・マンケル/創元推理文庫(2011.7.22発行)
☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位
☆ミステリが読みたい!2012年版(早川書房)第4位
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位
スウェーデンの港町イースタのクルト・ヴァランダー警部シリーズ第7作
仲間の刑事たち・警察署長・検事 クルト・ヴァランダー警部の周辺をめぐるひとたちもそれぞれに捨てがたい魅力を放つ。
スカパーのミステリチャンネルで見た本シリーズより本の方がずっとずっとすばらしい。
なんと言っても主人公クルト・ヴァランダー警部の心の葛藤や”かん”が作品の中心なのだから。
映像には全く適さないシリーズだと思います。
この面白さを是非体験してください。シリーズ第1作からお読みください。
テレビ(スウェーデン及びイギリスでテレビドラマ化(刑事ヴァランダー))は見ない方が良いですよ。
2011年7月22日創元推理文庫より発行 原題は「Steget Efter」
<クルト・ヴァランダー警部シリーズ>
第1作「殺人者の顔」 Mordare utan ansikte (1991)
第2作「リガの犬たち」 Hundarna i Riga (1992)
第3作「白い雌ライオン」 Den vita lejoninnan (1993)
第4作「笑う男」 Mannen som log (1994)
第5作「目くらましの道」 Villospar (1995)☆2001年英国推理作家協会賞(CWA賞)最優秀長編賞受賞作品
第6作「五番目の女」 Den femte kvinnan (1996)
第7作本書「背後の足音」 Steget efter (1997)
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