海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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007白紙委任状/ジュフリー・ディーヴァー/文藝春秋(2011.10.15発行)

   


「1953年にイアン・フレミングが生み出した世界一有名なキャラクターを、数百万の読者を失望させることなく現代に蘇らせること」
フレミング財団から与えられたこの命題に挑戦したジュフリー・ディーヴァーの007
どんでん返しの連続に慣れているはずのミステリファンも脱帽
でも、007に挑んだ勇気は敬服するけど、ジュフリー・ディーヴァーの従来の作品に比べてしまうと説得力と意外性に欠ける。
ライム・シリーズやダンス・シリーズを早く翻訳して欲しいと思ってしまうのは、ファンの欲目でしょうか。
2011年10月15日文藝春秋より発行 原題は「CARTE BLANCHE」
「世界最高のサスペンス作家が、世界最高のヒーローを描いた。」と紹介されています。
☆2011年週刊文春ミステリベスト10(海外)第4位

 - 2011年, 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆