希望の記憶/ウィリアム・K・クルーガー /講談社文庫(2011.11.15発行)
ネイティブ・アメリカンの血を引くコーク・オコナー保安官のシリーズ第6作
足に銃弾を受けながら殺し屋から逃れたコーク・オコナーは、いとこの獣医ジュエル・デュボイスのところに身を寄せていたが、そこで起きた殺人事件に巻き込まれていく—
この物語の主人公はジュエルの息子14歳のレン・デュボイスとその親友の男勝りの女の子チャーリ・ミラー。そしてその子供たちをあたたかく見守る大人たちの物語。
この子達が次作以降に再び登場することがありますように。
オコナーのガード役を務めてくれる有能で美人で聡明でクールな元FBIのダイナ・ウィルナーも忘れることができません。
ミネソタの大自然のすばらしさも心に残ります。
前作から持ち越された殺し屋の問題は、ほんのちょっとのスペースでかたがついてくれました。
必ず前作「闇の記憶」からお読みください。できればシリーズ第1作から一気にお読みください。
2011年11月15日講談社文庫より発行 原題は「COPPER RIVER」
第5作『闇の記憶』
☆2006年アンソニー賞最優秀長篇賞受賞作品(2年連続の受賞)
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元保安官コーク・オコナー シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆