老人たちの生活と推理/コリン・ホルト・ソーヤー/創元推理文庫(2000.7.24発行)
舞台はカルフォルニアのサンディエゴ市近郊の高級老人ホーム<海の上のカムデン>
<海の上のカムデン>は高い入居費と毎月高額の家賃、自分が誰なのか分からなくなったら付属の病院に入居できるという老人の楽園
この楽園からプライベートビーチにおりる階段の下、入居者の元図書館司書が死体で発見された。
バックには大金が、指にはダイヤの指輪が残されたままだった—–
老婦人探偵団とマーティス警部補・スワンソン刑事とのやりとりを心から楽しみました。
年をとっても人間は変わらない。ずっと若いときと気持ちだけは同じですからね。
2000年7月24日創元推理文庫より発行
自分が誰か分からなくなる前に逝けることは幸せなことですね。
著者紹介:ミネソタ大学卒業後、イギリスのバーミンガム大学にてウィリアム・シェイクスピアの研究をし博士号を取得。
大学講師でありミステリ作家
後にカリフォルニア州の老人ホームに入所し、同所をモデルとした作品「海の上のカムデン」シリーズを執筆
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ユーモア・ミステリ, 女性私立探偵もの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆