消えゆくものへの怒り/ベッキー・マンターマン/ハヤカワ文庫(2012.12.15発行)
プロローグは、性犯罪者が次の恋人を物色しているところから始まる。
主人公は、おとり捜査官として9年もの歳月を過ごした元女性FBI特別捜査官で59歳のブリジット・クイン
在職中に解決できず、また自らが教師となって教えたおとり捜査官が行方不明になっている「ルート66連続殺人事件」の犯人が逮捕されたので、現場検証に立ち会って欲しいとの依頼が—-
推理小説というよりもアクションもの。
「論理的な思考をあまりせず感情的に流されているように見える元捜査官という設定は不思議」と感想を書かれている方がいますが、全く同感です。
主人公の心の葛藤ばかりに筆がさかれているのが残念です。
2012年12月15日ハヤカワ文庫より発行 原題は「Rage Against the Dying」
<作家紹介>
犯罪捜査用医学書の編集者
本書はミステリ作家としてのデビュー作
関連
-
FBI捜査官もの, 評価: ☆☆☆