ゴッサムの神々(上)(下)/リンジー・フェイ/創元推理文庫(2013.8.16発行)
☆2013年 EdgarR Award Best Novel ノミネート作品
本の副題にある「ニューヨーク最初の警官」が示すように物語の舞台は1845年のニューヨーク
創設されたばかりの警察官の一人・元バーテンダーのティモシー・ワイルドが主人公。
血に濡れたネグリジェ姿でティモシーにぶつかってきた10歳の少女バード。
それがすべての始まりだった—
わずか169年前には子供たちがこんな環境に置かれ、こんな扱いを受けていたのですね。
今の子供たちは幸福ですね。しかし169年後には一体どうなっているのでしょうか。
一気に読み切ってしまいました。
こんな面白い警察ものをどうしてどこのベストテンも放っておいたのでしょうか。
すでに続編が書かれ、最終的には3部作の予定だそうです。早く次作が読みたい!!!!
2013年8月16日創元推理文庫より発行 原題は「The Gods of Gotham」by Lyndsay Faye
<作者紹介>リンジー・フェイ
2007年女優をしていた27歳のときに切り裂きジャックとシャーロック・ホームズを題材にした長篇を書くという契約で、出版社から10万ドルという異例の前払い金を受け、
その長編「Dust and Shadow」(2009年)でデビュー。
本書は長編第2作目の作品
<ニューヨーク最初の警官シリーズ>
第1作『ゴッサムの神々』本書
第2作『7は秘密』
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歴史ミステリもの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆