海外ミステリの本棚

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判決破棄 リンカーン弁護士(上)(下)/マイクル・コナリー/講談社文庫(2014.11.14発行)

      2015/11/20



☆2015年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位

リンカーン弁護士ミッキー・ハラーのシリーズ第3作及びロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ 第15作(?)

根っからの刑事弁護士であるミッキー・ハラーは、ロサンジェルス郡地区検事長の要請をうけ、調査員としてハリー・ボッシュ刑事をチームに加えること・自分の行動に一切口出ししないことを条件に特別検察官として勝算皆無の再審を引き受ける。

FBI特別捜査官ノレイチェル・ウォリングも重要な役目を果たす。

この三人がそろい踏みなので、安心して読める法廷ミステリとなると事前に予想できました。

面白かったのですが、後半が物足りない。

他の方のレビューに「展開自体は面白いのですが、肝心の裁判と事件そのものがあっけなくエンディングを迎えてしまい」とありましたが、同感です。確かに肩透かしを食らった気がします。

翻訳が早くなっているのを感謝いたします。次作もよろしくお願いします。

2014年11月14日講談社文庫より発行 原題は「THE REVERSAL」(2010)

 - 2015年文庫, FBI捜査官もの, ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズ , 文庫翻訳ミステリー・ベスト10 (講談社文庫), 男性刑事(捜査官)もの, 男性弁護士もの, 評価: ☆☆☆☆☆