海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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沈黙の森/ C.J. ボックス /講談社文庫(2004.8.15発行)

   

アメリカで主要新人賞を独占しただけある作品。現在4冊目まで刊行されているシリーズを、お願いだから、順番に素早く翻訳して欲しい。1年も待てません。
出版社が順番に刊行しないのもいつも理解に苦しみます。訳を聞かせて。
主人公は、ワイオミング州猟区管理官ジョー・ピケット。気持ちは優しいが、州知事を偶然検挙してしまうような不器用な男。
主人公と同じくらい心に残るのが、7歳の娘のシェリダン。ワイオミングの自然を舞台に、自然保護の難しい問題を絡めて、事件が展開していく。第2作が早く読みたい。!!
原題は「OPEN SEASON」 邦題はすっきりこない。直訳の「狩猟解禁期」でよかったのでは。
講談社は、沈黙シリーズにするつもりなのかな?
2004年8月15日講談社文庫より発行

 

 - 猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆