海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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どこよりも冷たいところ/S・J・ローザン/創元推理文庫(2002.6.28発行)

   

1998年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS※バウチャーコン(Bouchercon)参加者の投票で選ばれる賞)最優秀長篇賞(BEST NOVEL)受賞作
1998年シェイマス賞(SHAMUS AWARDS※アメリカ私立探偵作家クラブ(The Private Eye Writers of America = PWA)の選考委員会が選ぶ賞)ノミネート作品
私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第4作
今回はビル・スミスが語り手 
元警官で探偵事務所所長のチャック・デマティスからの依頼は、建築現場から盗難が相次ぎ怪しい煉瓦工を調べるため、現場に潜入して欲しいというものだった—-
洋の東西と問わず、建築業界には良心的なことを期待してはいけないのでしょうか。
ところで、二人の間には、相変わらずリディアの母が立ちはだかり、ほとんど進展らしきものはありません。残念ですね。
2002年6月28日創元推理文庫より発行

リディア・チン&ビル・スミスシリーズ
①『チャイナタウン』(1997.11.28)
②『ピアノ・ソナタ 』(1998.12.25) ☆1996年シェイマス賞最優秀長編賞受賞 
③『新生の街』 (2000.4.21)
④本書『どこよりも冷たいところ』 (2002.6.28) ☆1998年アンソニー賞最優秀長篇賞受賞
⑤『苦い祝宴』 (2004.1)
⑥『春を待つ谷間で』 (2005.9)
⑦『天を映す早瀬』(2006.11.18)
⑧『冬そして夜』(2008.6)
シリーズ第5弾 『苦い祝宴』 (2004.1)

シリーズ第6弾 『春を待つ谷間で』 (2005.9)

シリーズ第7弾 『天を映す早瀬』 (2006.11.18)

シリーズ第8弾 『冬そして夜』 (2008.8)

 

 - 女性私立探偵もの, 男性私立探偵もの, 私立探偵リディア・チン&ビル・スミス シリーズ, 評価: ☆☆☆☆☆