スリー・パインズ村の不思議な事件 ガマシュ警部シリーズ/ルイーズ・ペニー/ランダムハウス講談社(2008.7.10発行)
☆2006年英国推理作家協会(CWA)最優秀処女長篇賞受賞作品
☆2007年アンソニー賞(ANTHONY AWARDS)最優秀処女長篇賞受賞作品
☆2007年バリー賞(THE BARRY AWARDS)最優秀処女長篇賞受賞作品
他に2006年アーサー・エリス賞新人賞・ディリス賞を受賞
この作品が日本のミステリベストものにどうして入らなかったのでしょうか。まったく不可思議。まさにミステリ!! めちゃくちゃに面白いのに。
ミステリファンの方、絶対にお勧めの本です!!!
コージー・ミステリものと警察小説との融合した作品(?)
舞台となるのは、カナダ・ケベック州の地図にも載っていないような小さな村スリー・パインズ
警察もなく、家に鍵をかける習慣さえない平和な村で事件が起きた。森の中で老婦人の死体が発見されたのだ—-
主人公のアルマン・ガマシュ警部・補佐役のジャン・ギー・ボーヴォワール警部補・村人で芸術家で鋭い洞察力を持つクララ・モロー等々個性的な登場人物たちがいきいきと描かれ、物語に花を添えます。
2008年7月10日ランダムハウス講談社より発行 原題は「STILL LIFE」
すでにシリーズ第2作『スリー・パインズ村と運命の女神』も日本で発行されています。
第4作目を執筆中とのことです。
レジナルド・ヒルからの本書への賛辞
「ジョルジュ・シムノンはメグレ警視のシリーズを百冊以上書いた。ルイーズ・ペニーがガマシュのシリーズで同じことをしてくれれば、探偵小説を愛するわたしたちみんなにとって、よろこびである。」と絶賛。
著者紹介:1958年カナダのトロント生まれ。カナダ放送協会でラジオの報道記者、司会者として活躍。結婚後、執筆に専念。
処女作である本書で英国推理作家協会最優秀処女長篇賞など数々の賞を得て、本格推理の新しい旗手として注目を浴びる。
シリーズ第2作はアガサ賞最優秀長篇賞受賞。
第3作もアーサー・エリス賞にノミネート。
現在はモントリオール近郊で、夫と二匹の犬と暮らしている。
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