海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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悪霊の島(上)(下)/スティーヴン・キング/文藝春秋(2009.9.12発行)

   

☆2009年週刊文春ミステリベスト10(海外)第7位
上下巻ともとても厚い本に最初はびっくりしました。
まして前作の『リーシーの物語』では上巻の途中で読書中止にした作家の作品でしたので、週刊文春を信じて読んでみました。
読み始めたら止められずに一気に読みましたが、読後には作者は一体何を伝えたかったのか首をひねるばかりです。
ただホラー小説として楽しめたので、それでよいのでしょうか。
超自然現象としても納得のいく説明はないし、論理的にも変なことばかりだし、だからホラーなのかな。
2008年アメリカ・ホラー作家協会ブラム・ストーカー賞最優秀長篇賞受賞作品
耄碌した老女・脳みそに弾丸が入ったままの元弁護士・片腕を失った元建設業者 無敵の三人組が超自然現象(?)に挑みます。
2009年9月12日文藝春秋より発行

 - 2009年, 「もしもの世界」でのミステリ(SFミステリ)もの, 評価: ☆☆☆, 霊的なものや原住民の知恵を授かるミステリ