女検死官ジェシカ・コラン ロンドンの十字架(上)(下)/ロバート・ウォーカー/扶桑社ミステリー(2006.9.30発行)
久しぶりに読んだジェシカ・コランのシリーズもの 女性検死官ジェシカ・コランシリーズ第7作
痛快でした!!
あっという間に読んでしまいましたが、なんでポール・ボルトのような無能な出世主義者を登場させるのでしょうか。
まるで、ロサンゼルス市警刑事ハリー・ボッシュ シリーズの天敵アーヴィン・アーヴィングのように。
本筋と関係ないこんな人間を登場させて、読む人までいらいらさせて何の意味があるのでしょうか。
ジェシカの科学的知識より、ただまっしぐらに突き進むその意欲が捜査を前進させているところがいまいちですが、楽しかったので許してしまいましょう。
科学と宗教とを論じるコランとルクセント老牧師とのやりとりは興味深かった。
2006年9月30日扶桑社ミステリーより発行
<女検死官ジェシカ・コランシリーズ>
①『女検死官ジェシカ・コラン』
②『第六級暴力殺人』
③『ハワイ暗黒殺人』
④『ハートのクイーン』
⑤『洋上の殺意』
⑥『魔王のささやき』
⑦本書『女検死官ジェシカ・コラン ロンドンの十字架(上)(下)』
⑧『女検死官ジェシカ・コラン 肌に刻まれた詩(上)(下)』
⑨『女検死官ジェシカ・コラン 死を呼ぶ聖句(上)(下)』
本文から抜粋「夢は神の贈り物。潜在意識というのは、徐々にわたしたちの心に入りこんでくる神の声なのです。」
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女性検死官(解剖学者・法人類学者・科学者等)もの, 評価: ☆☆☆☆