海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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蜥蜴の牙(上)(下)/デヴィッド・ヒューソン/武田ランダムハウスジャパン(2010.6.10発行)

   

ローマ市警の刑事ニック・コスタのシリーズ第4作
薪とガスという昔ながらの方法で父から伝えられた秘伝の技術でガラスを作るアルカンジェロ家のガラス職人ウリエル
その日、炉の状態がいつもと違うことに気がついた—-
ローマからヴェネツィアに飛ばされたニックとその仲間たちが、事件の背後にいる黒幕にすべてを投げ打って正義の戦いを挑みます。
彼らを応援して読むほうも力が入ってしまいました。勝利するのはいったいどちらなのか。
絶対にお勧めのイタリアの警察官小説です。
ニックたち3組のカップルたちの未来に何が待っているのでしょうか。次作がとてもとても楽しみです。
2010年6月10日武田ランダムハウスジャパンより発行


第1作 『死者の季節(上)(下)』


第2作 『生贄たちの狂宴(上)(下)』


第3作 『聖なる比率(上)(下)』

 - ローマ市警の刑事ニック・コスタ シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆