海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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謝罪代行社/ゾラン・ドヴェンカー/ハヤカワ文庫(2011.8.25発行)

   



☆2010年ドイツ推理作家協会賞受賞作品
☆闘うベストテン (AXNミステリチャンネル) – 2011国内外ミステリ第8位
「技巧を凝らした驚愕のミステリ」と紹介されています。
新聞社を首になったクリスは、弟のヴォルフ、友人の二人の女性タマラ、フラウケとともに、依頼人に代わって謝罪するという仕事を始め、これが大当たりするが—
時と語られる人が並行して次々と変わる。
「以後に起きたこと」「以前に起きたこと」が交互に語られ、最後に「おまえ」と「わたし」が誰であるかがあかされるという構成をとっています。
このような技巧的な作品は評価が分かれると思います。
技巧的に書かなくとも面白いミステリだったのにと思います。
2011年8月25日ハヤカワ文庫より発行 原題は「SORRY」
筆者紹介:1967年クロアチア生まれ 児童書、脚本、詩集、ミステリと多様な作品を発表。

 - 2011国内外ミステリ(第3回), 評価: ☆☆☆☆, 闘うベストテン (AXNミステリチャンネル)