海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

スリー・パインズ村と警部の苦い夏 ガマシュ警部シリーズ/ルイーズ・ペニー/ランダムハウス講談社(2012.7.10発行)

      2015/12/14


☆2009年アーサー・エリス賞 長編賞ノミネート作品

主人公のアルマン・ガマシュ警部・補佐役のジャン・ギー・ボーヴォワール警部補・その部下たちと村人で芸術家のクララ・モローのシリーズ第4作

休暇で湖畔の由緒ある高級リゾート「マノワール・ベルシャス」を訪れた常連のガマシュ警部。妻と静かに結婚記念日を過ごす予定だったが—

576ページの作品の中で、事件が起きるのが154頁。

これを容認できる人は既にこのシリーズの虜になっている人です。

人間の心の中を繊細に綴った作品を、是非第1作からお読み下さい。

2012年7月10日ランダムハウス講談社より発行 原題は「The Murder Stone」
<ガマシュ警部シリーズ紹介>
①『スリー・パインズ村の不思議な事件』(2005)日本では2008年8月
②『スリー・パインズ村と運命の女神』(2007)日本では2009年6月
③『スリー・パインズ村の無慈悲な春』(2008)日本では2011年5月
④本書『スリー・パインズ村と警部の苦い夏』(2009)日本では2012年7月
⑤『The Brutal Telling』(2009)
⑥『Bury your Dead』(2010)
⑦『A Trick of the Light』(2011)

<作家紹介>
「見事な筆致。カナダで一番のミステリの名手」――カルガリーヘラルド紙

 - スリー・パインズ村 アルマン・ガマシュ警部・補佐役のジャン・ギー・ボーヴォワール警部補シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆