フリント船長がまだいい人だったころ/ニック・ダイベック/ハヤカワポケットミステリ(2012.8.10発行)
☆闘うベストテン (AXNミステリチャンネル) – 2012国内外ミステリ第1位
物語の語り手は、海辺の町漁業で生きる町ロイヤルティ・アイランドに住む14歳のカル・ボーリングス
町でただひとりの本物の金持ち・全てを持っている三代目の漁船団のオーナージョン・ゴートンが急死し—-
本文から抜粋「幸せな和解や暖かい救済を思い描くなんて、僕はなんて愚かだったんだろう。最初から覚悟しておくべきだったのだ。あらゆるミステリの根っこには、たったひとつの真実しか隠れていないということを。人間は自分以外の人間に対して、ことばでは言い表せないようなひどいことをしているのだ、という真実しか。」
「青春の光と影を描き切った鮮烈なデビュー作」と紹介されています。
2012年8月10日ハヤカワポケットミステリより発行 原題は「WHEN CAPTAIN FLINT WAS STILL A GOOD MAN」
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2012国内外ミステリ(第4回), 評価: ☆☆☆