海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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刑事たちの三日間(上)(下)/アレックス・グレシアン/創元推理文庫(2013.7.31発行)

      2015/12/05



☆2013年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第7位

舞台は1889年、切り裂きジャックの恐怖が残るヴィクトリア朝ロンドン。地に落ちた警察への信頼を回復するため、ロンドン警視庁に殺人捜査課が創設された—

創設されて間もないスコットランドヤード殺人捜査課の活躍を描くシリーズ第1作

赴任したばかりのウォルター・ディ警部補とその妻クレア・ディ

故郷の炭鉱から脱出し、何より子供を守ろうとするネヴィル・ハマースミス巡査

科学捜査の端緒を切り開くバーナード・キングスリー博士と博士を手助けするその娘フィオナ

登場人物たちを見守る作者の温かい目

読み終わるのがもったいないミステリ

第2作が待ち遠しい!!!!

2013年7月13日創元推理文庫より発行 原題は「The Yard」
<作家紹介>
本書がデビュー作品

 - 2013年文庫, 歴史ミステリもの, 男性刑事(捜査官)もの, 臨床心理医など医師もの, 評価: ☆☆☆☆☆