天使の死んだ夏(上)(下)/モンス・カッレントフト/創元推理文庫(2013.10.11発行)
思春期の一人娘がいるシングルマザーのリンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリン・フォシュのシリーズ第2作
舞台はスウェーデンの首都ストックホルムから約2百キロ南西にある静かな地方都市リンショーピンの暑い夏
公園で一人の少女が保護された。傷だらけなのに全身が清潔で真っ白。事件当時の記憶はない—
移民・同性愛者・性器を失った男性・犯罪歴のあるものなどが、かたっぱしから捜査の対象になる。モーリンは「警察はまるで弱者に対する偏見を持ったブタみたいだ」と悩みながら捜査に当たる。
霊も登場しこちらの話が好きな人にとってもなかなか興味深い作品です。
スウェーデンでは既にシリーズ第7作が発売されています。世界的べストセラー。
主人公女性刑事モーリン・フォシュの周辺の人々がどうなっていくのか。興味は尽きません。
2015年12月にシリーズ第3作が発表されました。めでたい!!!
2013年10月11日創元推理文庫より発行
<リンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリン・フォシュシリーズ>
第1作 『冬の生贄』
第2作 『天使の死んだ夏』本書
第3作 『秋の城に死す』
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スウェーデン・リンショーピン市警犯罪捜査課の女性刑事モーリン・フォシュのシリーズ, 女性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆, 霊的なものや原住民の知恵を授かるミステリ