海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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天使の鬱屈/アンドリュー テイラー/ 講談社文庫(2006.2.15発行)

      2015/12/15


3連作の第3作目 (第1作『天使の遊戯』第2作『天使の背徳』)

第1作が出たのが2004年の2月 3作目までこんなに時間がかかっては忘れてしまいます。

講談社さん、こんなに時間がかかる理由を教えてください。

他の出版社が3部作を1月おきに出版したのをみても何か工夫が必要だと思います。

本の感想に「解説には単独でも楽しめる作品との言がありましたが、 意味深長な流れと裏腹に、実際の謎解きはあっさり終わってしまう感じが強く、 あまり楽しめませんでした。」と書いている方がいましたが、全く同感です。

三部作として読まないと全く面白くありません。

全3冊が発行されてからまてめて読まれた方は、はまってしまってとても高い評価をだしています。

出版の仕方をご是非ご検討ください。

2006年2月15日講談社文庫より発行

 - 歴史ミステリもの, 評価: ☆☆☆