海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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血と薔薇/ジェームズ・パターソン/講談社文庫(2007.1.16発行)

   

前作『闇に薔薇』から待つこと1年9ヶ月 やっとワシントン市警のアレックス・クロス刑事シリーズ第7作が発行されました。第6作と二部作となっています。
いくら何でも待たせすぎだと思います。
読み物としては面白いのですが(訳者があとがきの中で「読者サービス満点の本書」と紹介しています)、ミステリーとしての出来はイマイチです。
また邦題が納得できません。第6作『Roses Are Red』が『闇に薔薇』
                  第7作『Viorets Are Blue』が『血と薔薇』
いくら吸血鬼が出てくるからといって、本書の題名は、第6作を考えると間違いやすく、疑問が残ります。
2007年1月16日講談社文庫より発行

 - 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆