海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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冬のフロスト(上)(下)/ R・D・ウィングフィールド/創元推理文庫(2013.6.28発行)

      2015/12/04



☆2013年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第1位
☆このミステリーがすごい!2014年版(2013年)ベスト20宝島社第3位
☆ミステリが読みたい!2014年版(早川書房)第3位
☆2013年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位

8歳の幼い少女の行方不明事件に続き7歳の少女が行方不明になり、11歳の少年までもが行方不明となる。一方では、売春婦が次々に殺され、ショットガン強盗にフーリガンの一団、”怪盗枕カヴァー”の窃盗事件に、さらには住宅の裏庭から白骨死体が発見される。

事件が次々起こり、てんやわんやになるのはいつもの通り。

才能のない上司の署長マレットをかわしながら、事件解決に邁進(?)するフロストの活躍もいつもの通り。

それにしても、本作が書かれてから翻訳までかかった時間は14年間。

これは本当にミステリアスですね!

このていで行くと「A Killing Frost」(2008年発刊)が翻訳されるのは2022年

なんと東京オリンピックも終わっています。

2013年6月28日創元推理文庫より発行 原題は「Winter Frost(1999)」

 - 2013年, 2013年文庫, 2014年版(2013年), 2014年版(早川書房), デントン市警察署ジャック・フロスト警部 シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆