海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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罪の段階(上)(下)/リチャード・ノース・パタースン/新潮文庫(1998.11.1発行)

   

1995年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位
法廷ミステリの傑作 全ての法廷ミステリファンに絶対の自信を持ってお勧めいたします。
解説の中でも「傑作中の傑作である。ミステリーファンの読者は、いや小説好きのすべての読者は、この機会に是非手に取っていただきたい」と絶賛しています。
リチャード・ノース・パタースンの第5作 [ 原題Degree of Guilt (1992) ]
第1作の「ラスコの死角」から25年後との設定
主人公は、弁護士クリストファー・バジェット。バジェットは29歳の時に大統領の選挙資金操作にまつわる不正をメアリ・キャレリとともに暴いた。
キャレリは、その後テレビのニュースキャスターに転身
バジェットは、キャレリとの間の子であるカーロと暮らしている
そのキャレリがインタビューのため会ったホテルの一室で、著名な作家にレイプされそうになり、銃で相手を死亡させた———
1998年11月1日新潮文庫より発行(ハードカバーは1995年10月30日発行)

   

 - リーガル(法律・法廷)サスペンスもの, 女性弁護士もの, 男性弁護士もの, 評価: ☆☆☆☆☆