海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

*

甘い薬害(上)(下)/ジョン・グリシャム/アカデミー出版(2008.2.20発行)

   

アメリカの集団訴訟(クラスアクション)にまつわる問題点を取り上げたかったのでしょうか。何を言いたいのか全く分かりません。ミステリにもラブストーリーにもなっていません。
ジョン・グリシャムの作品を初めて読んだときの感動は全くありません。
一気に読ませてしまう面白さは相変わらずですが、金儲け第一主義のアメリカ法曹界を批判するための本だったのでしょうか。
本の表紙に”驚愕のストーリー”とありますが、いったいどこが驚愕なのでしょうか。こんなことを本の表紙に載せること自体まさに驚愕します。
2008年2月20日アカデミー出版より発行

 - 男性弁護士もの, 評価: ☆☆