ノア・P・シングルトンの告白/エリザベス・L・シルヴァー/ハヤカワ文庫(2015.2.15発行)
主人公は35歳の女性で、ペンシルヴェニア女子刑務所に住んでいる。
識別番号は10271978。
かつてハイスクールで優等生だったわたしが、死刑囚としてもう10年も獄内で過ごしてきた。それもまもなく終止符がうたれる。処刑日が半年後に迫ったのだ—
AMAZONのレビューは真っ向分かれています。
この作品で作者は何を訴えたかったのか、よく分かりません。
死刑の廃止?
親が子どもの与える影響の大きさ?
育った環境が人に与える深刻さ?
弁護士がいかに重要か?
主人公が自分で自分を否定し何故このような生き方を選んだのか、読んだあとも釈然としない気持ちだけが残りました。
殺害された母親の気持ちにもついて行けません。
2015年2月15日ハヤカワ文庫より発行 原題は「THE EXECUTION OF NOA P. SINGLETON」
本書はデビュー作品
映画化を検討しているとの情報があるそうです。
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ノワールもの, 評価: ☆☆