林檎の庭の秘密/サラ・アディソン・アレン/ハヤカワ文庫(2010.1.15発行)
心が温まる不思議なファンタジー。 上村愛子が4位にとどまったことも、サッカーの岡田監督が解任されないことも忘れられる。
人間は説明できない能力を持っていることは誰にも否定できません。
「田舎町の人間模様をマジック・リアリズム※の香り豊かに描き、口コミから全米ベストセラーになった美しくも繊細な物語」と紹介されています。
シドニーの5歳の娘ベイにもう一度会いたいのですが、2作目・3作目はまた違った家族が登場するようですね。
2010年1月15日ハヤカワ文庫より発行
※Magischer Realismus 日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法。
幻想的リアリズムと呼ばれることもある。 この説明ではかえってわかりにくいね。
<作家紹介 サラ・アディソン・アレン>
米国ノースカロライナ州アッシュビルに生まれ育つ。
1994年大学卒業直後から執筆を始める。
2007年初の主流文学作品である本書がNYタイムズ・ベストセラーとなり一躍名声を確立
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