死刑囚/アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム/武田ランダムハウスジャパン(2011.1.10発行)
☆スウェーデン推理小説アカデミー最優秀推理小説賞ノミネート作品
ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補のシリーズ第3作
死刑囚が仲間の最後の24時間を見送るところから物語は始まる。
まったく予想のつかない発想で書かれたミステリ 今年のベストテンに必ず入ると思います。
本の裏書は決して読まずに読み始めてください。
国家による殺人である死刑は、前時代的、非人道的であるとしてスウェーデンには死刑制度はありません。
無実の人が死刑を執行されることがあることを、死刑制度を持つ日本ではどう答えを出すのでしょうか。
刑を執行せず自然死を待つのは、その答えにはなっていません。
なお、このシリーズは既にスウェーデンでは第5作まで発表されています。
迅速な翻訳を是非お願い致します。
2011年1月10日武田ランダムハウスジャパンより発行
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ストックホルム市警エーヴェルト・グレーンス警部とスヴェン・スンドクヴィスト警部補 シリーズ, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆