無罪/スコット・トゥロー/文藝春秋(2012.9.30発行)
☆このミステリーがすごい!2013年版(2012年)ベスト20宝島社第3位
☆2012年週刊文春ミステリーベスト10第3位
☆ミステリが読みたい!2013年版(早川書房)第7位
スコット・トゥローのリーガル・サスペンス第9作。
スコット・トゥローの第1作『推定無罪』が法廷ミステリのブームを起こしたのが1987年
本書は『推定無罪』のラスティ・サビッチが主人公で、23年ぶりに書かれた続編
州上訴裁判所首席判事の職にあるラスティ・サビッチ
6時半に目を覚ますと、妻の亡骸と向き合うことになり、警察にも通報せず23時間そのままずっと部屋にこもって、やっと息子に電話をかけた——
本作品は、法廷のやりとりよりも人がどう生きるかにやや重点がおかれていて、法廷ミステリの大ファンとしてはちょっと残念!!!
本書からの抜粋「恋愛というのは、何の問題もないと公認された唯一の精神病」
それにしても法廷ミステリは書く人が少なく、この作品は楽しめました。
お薦めの法廷ミステリです。
初めての方は推定無罪から是非お読みください。
2012年9月30日文藝春秋より発行 原題は「INNOCENT」
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2012年, 2013年版(2012年), 2013年版(早川書房), リーガル(法律・法廷)サスペンスもの, 評価: ☆☆☆☆☆