スナイパーの誇り(上)(下)/スティーヴン・ハンター/扶桑社ミステリー文庫(2015.1.10発行)
世界的なベストセラー作家・スティーヴン・ハンターの最新作・18番目の長篇作。
海兵隊体液一等軍曹・名スナイパーのボブ・リー・スワガー・シリーズの第9作。
超娯楽大作でありながら、戦争の悲惨さも伝えるという優れた物語。
本書からの抜粋「戦争ではいつも、善人が死んでいく。だからこの世界はいつまでたっても残酷なんだと」
1942から1944年と70年後の現在が交互に描かれる手法をとって物語は進みます。
第二次大戦末期の独ソ戦で輝かしい狙撃歴を残した女性狙撃手ミリことリュドミラ・ペトロワ。
射殺した敵兵数は百を超え独軍からは”白い魔女”と呼ばれ恐れられていた。1944年の半ば以降ミリの名前は記録からふっつりと消える。
ボブはいったい彼女になにがあったのかを探ろうとする—
2015年1月10日扶桑社ミステリー文庫より発行 原題は「SNIPER’S HONOR」
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評価: ☆☆☆☆☆, 軍人もの