海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 男性私立探偵もの 」 一覧

氷の闇を越えて

氷の闇を越えて/スティーヴ・ハミルトン/ハヤカワ文庫(2000.4.15発行)

☆1999年MWA(アメリカ探偵作家クラブ)賞最優秀処女長篇賞受賞作品 ☆199 …

スペード&アーチャー探偵事務所

スペード&アーチャー探偵事務所/ジョー・ゴアズ/ハヤカワノベルズ(2011.10.15発行)

誤植です。333ページ1行目 「ハニー・バーバー」→「へニー・バーバー」 ダシー …

ミスター・クラリネット

ミスター・クラリネット(上)(下)/ニック・ストーン/武田ランダムハウスジャパン(2011.11.10発行)

☆2006年CWAイアン・フレミング・スティールダガー賞受賞作品 ☆2007年マ …

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夜明けのパトロール/ドン・ウィンズロウ/角川文庫2011.7.25発行)

☆2011年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第8位 主人公は元サンディ …

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ストリート・キッズ/ドン・ウィンズロウ/創元推理文庫(1993.11.19発行)

元ストリートキッドの探偵ニール・ケアリーを主人公としたシリーズ第1作 痛快で爽快 …

穢れしものに祝福を

穢れしものに祝福を/デニス・レヘイン/角川文庫(2000.12.25発行)

ボストンの鬼才”デニス・レヘインによる<私立探偵パトリック&アンジー …

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闇よ、我が手を取りたまえ/デニス・レヘイン/角川文庫(2000.4.25発行)

ボストンの鬼才”デニス・レヘインによる<私立探偵パトリック&アンジー …

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ムーンライトマイル/デニス・レヘイン/角川文庫(2011.4.25発行)

ボストンの鬼才”デニス・レヘインによる<私立探偵パトリック&アンジー …

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ぼくの名はチェット 名犬チェットと探偵バーニー1/スペンサー・クイン/東京創元社(2010.5.31発行)

犬の観点から語られる私立探偵ミステリ ミステリとしても面白い。 賢いけれどスーパーわんちゃんではないチェットと飼い主のバーニーとの間にはテレパシー会話などない。 食べ物の誘惑や仲間の声にすぐ気を取られちゃうし、人間の言葉はだいたいしかわからない。 意思を伝えようにも吠えることしかできない。 犬好きの人もそうでない人も犬の立場に立って考えるいいチャンスになるかも。 赤ちゃん言葉で犬に話しかけている近…

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心理探偵フィッツ/ジム・モーティマー/二見文庫(1995.6.25発行)

有能な臨床心理学者だが、私生活ではアル中でギャンブル狂いで妻と娘に出て行かれたフィッツとマンチェスター警察の女性部長刑事ジェーン・ペンハリガンの二人が主人公のミステリ 人間関係をうまく築けない心理学者のフィッツが鋭い人間観察で人の心理を読む  そんな矛盾がなんだかとても面白い!! TVドラマ化され、日本でもNHKBSで放映(2000年)されました。 1995年6月25日二見文庫より発行 原題は「T…

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ベツレヘムの密告者/マット・ベイノン・リース/ランダムハウス講談社(2009.6.10発行)

☆2008年英国推理作家協会(Crime Writers’ Association )最優秀処女長篇賞(The CWA John Creasey Dagger )受賞作品 舞台はパレスチナ 主人公は56歳のデハイシャ難民キャンプの歴史教師オマー・ユセフ・シルハン 教え子で誇りに思っていたジョージ・サバと夕食を共にするところから物語は始まる。 筆者はインタビューで「パレスチナ側を犠牲者として描きなが…

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ミスター・ディアボロ/アントニー・レジューン/扶桑社ミステリー(2009.8.27発行)

密室で殺人が起き、犯人はごく限られた人の中にいるというミステリは、最近あまり面白いとは思わなくなった。 トリックが語りつくされているからか、意外性があってもたかが知れているからかな。 本書は怪奇小説を好む方向きではありません。(タイトル名の「ディアボロ(ギリシャ語で悪魔の意」「悪魔の小道」等は最初から少ししか描かれていません。) 舞台は英米文学政治学会の大会が開催されるイギリス 探偵役は陸軍省所属…

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ロング・グッドバイ/レイモンド・チャンドラー/早川書房(2008.3.10発行)

ミステリが読みたい2008年版 ベスト・ミステリ2007(早川書房)第1位 2007年週刊文春ミステリベスト10(海外)第9位 1955年アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長篇賞受賞作品 主人公は私立探偵フィリップ・マーロウ 主人公がロールズロイロイスの車中で酔いつぶれているテリー・レノックスと出会ったところから物語が始まる。 私立探偵ものが好きな人に送る古典的ハードボイルド(hardboi…

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スコッチに涙を託して/デニス・レへイン/角川文庫(1999.5.25発行)

1995年度シェイマス賞最優秀処女長編賞受賞作品 ボストンの私立探偵パトリック・ケンジーとアンジェラ・ジェナーロのシリーズ第1作 依頼は非常に重要な法案の証拠書類を回収して欲しいという二人の上院議員からのものだった—- 私立探偵の二人は幼なじみ。 二人のためならどんな危険もいとわない友人の社会病質者のブッハ・ロゴウスキー・辛らつな記事を書く新聞記者のリッチ・コルガンなど二人の周囲の登場人物も忘…

冬そして夜

冬そして夜/S・J・ローザン/創元推理文庫(2008.6.27発行)

私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第8作 大好きなこのシリーズが2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第6位 このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社第7位 ニューヨーク・ミッドタウン署の刑事から、知り合いだと言っている14?15歳くらいの少年を保護しているとの連絡がはいり、スミスは署へ—- 2003年度のMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長篇賞…