海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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回帰者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2010.8.12発行)

   

約2年の月日を経てやっと、ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第6作(番外編を入れると第7作)がでました。
グルジアの小さな町コブレチでアリーナとひっそりと暮らしていたアティ カスの平和な時間は、愛犬ミアタが何かに反応していると目覚めたときに終わった—-
逸脱者』の後半部分・『哀国者』本書で3部作が完成 必ず『逸脱者』からお読みください。出来れば第1作『守護者』からお読みください。
世界的なベストセラーとなった『ミレニアム』も本書も東欧の若い女性の人身売買が取り上げられています。
彼女たちを救う方策はあるのでしょうか。
麻薬問題と同じでその闇の深さにただ唖然としています。
2010年8月12日講談社文庫より発行
☆ミステリが読みたい2011年版(早川書房)第18位

<アティ カス・コディアック シリーズ>
①『守護者(キーパー)』
②『奪回者
③『暗殺者(キラー)』
番外編 『耽溺者(ジャンキー)』
④『逸脱者』
⑤『哀国者

⑥本書『回帰者』
シリーズ第1作 『守護者(キーパー)』

シリーズ第2作 『奪回者

シリーズ第3作 『暗殺者(キラー)』

番外編 『耽溺者(ジャンキー)』主人公がアティカス・コディアックの恋人の女性私立探偵ブリジット・ローガン

シリーズ第4作 『逸脱者』


シリーズ第5作 『哀国者』2008年9月12日講談社文庫より発行

 - 2011年版(早川書房), アティ カス・コディアック シリーズ, ボディーガードもの, 冒険アクションもの, 殺し屋(殺しのライセンスを持つ者)・スパイもの, 評価: ☆☆☆☆☆