昏い季節/チェルシー・ケイン/ヴィレッジブックス(2012.8.20発行)
<ビューティ・キラー>シリーズの番外編。新シリーズの幕開けと紹介されていますので、シリーズ第4作とします。
物語の発端は1948年のヴァンポートの大洪水。
現代。オレゴン州ポートランド。豪雨で河川が増水し、厳戒態勢が敷かれるなか、公園のメリーゴーランドで奇妙な死体が見つかった。
川で溺死したのち何者かによって現場へ運ばれたものと思われたが、検死の結果毒殺であることが判明する。手がかりはてのひらに残されたそばかすのような傷跡。さらに同様の傷をもつ死体が相次いで見つかる—
今回の主役は「オレゴン・ヘラルド」紙の女性新聞記者スーザン・ワード。
ポートランド市警のアーチー・シェリダンもスーザンとともに大車輪の活躍を見せます。
自然災害との戦いも見逃せません。
2012年8月20日ヴィレッジブックスより発行
<ビューティ・キラーシリーズ>
第1作『獲物』
第2作『犠牲』
第3作『悪心』
第4作『昏い季節』本書
第5作『原罪』
第6作『Let Me Go 』未訳です
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ジャーナリスト(新聞記者・雑誌編集者)もの, 男性刑事(捜査官)もの, 評価: ☆☆☆☆☆