海外ミステリの本棚

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チャイナタウン/S・J・ローザン/創元推理文庫(1997.11.28発行)

   

私立探偵リディア・チン&ビル・スミスシリーズの第1作
28歳のカンフー黒帯で無鉄砲で意地っ張りな中国人女性私立探偵が年齢も育ちもかけ離れた白人探偵と二人で組んで依頼された事件に取組むシリーズ
チャイナタウンの美術館から寄贈された貴重な磁器のコレクションの一部分が盗まれ、美術館の館長の旧知リディアに盗品の発見を依頼された探偵リディアはパートナーたるビルと共に調査に—-
友人の女性刑事メアリー・薬種店のガオじいさんなど魅力的な登場人物も面白い。
サラ・パレツキーの描く女性探偵V・I・ウォーショースキーとどこか似ているけど、 こちらは二人のコンビで推理していくし、家族との繋がりも深い。2作以降に期待したい。
リディア・チン&ビル・スミスシリーズ
①本書『チャイナタウン』
②『ピアノ・ソナタ 』1996年シェイマス賞(アメリカ私立探偵作家クラブ(The Private Eye Writers of America = PWA)の選考委員会が選ぶ賞)最優秀長編賞受賞 (1998.12)
③『新生の街』 (2000.4)
④『どこよりも冷たいところ』1998年アンソニー賞最優秀長篇賞受賞 (2002.6.28)
⑤『苦い祝宴』 (2004.1)
⑥『春を待つ谷間で』 (2005.9)
⑦『天を映す早瀬』(2006.11.18)
⑧『冬そして夜』(2008.6)
1997年11月28日創元推理文庫より発行

シリーズ第2弾 『ピアノ・ソナタ 』1996年シェイマス賞最優秀長編賞受賞 (1998.12)

シリーズ第3弾 『新生の街』 (2000.4)

シリーズ第4弾 『どこよりも冷たいところ』 (2002.6)

シリーズ第5弾 『苦い祝宴』 (2004.1)

シリーズ第6弾 『春を待つ谷間で』 (2005.9)

シリーズ第7弾 『天を映す早瀬』 (2006.11.18)

シリーズ第8弾 『冬そして夜』 (2008.8)

 - 女性私立探偵もの, 男性私立探偵もの, 私立探偵リディア・チン&ビル・スミス シリーズ, 評価: ☆☆☆