チャイルド44(上)(下)/トム・ロブ スミス/新潮文庫(2008.9.1発行)
物語は1933年スターリン統治下のウクライナの寒村で2人の幼い兄弟が食料として猫を捕まえるために森に入っていくところからはじまる。
このミステリーがすごい!2009年版(2008年)ベスト20宝島社 輝く!! 第1位
2008年週刊文春ミステリベスト10(海外)第2位
2008年文庫翻訳ミステリーベスト10(講談社文庫)第2位
闘うベストテン2008(ミステリチャンネル)海外ミステリ第3位
ミステリが読みたい2009年版 ベスト・ミステリ2008(早川書房)第4位
これだけの評価を受ける内容を持ったミステリです。
旧ソビエト時代の警察社会・管理社会のなかに生きる人々を見事に描いています。
厳しい世界のなかで生きる人たちのラブストリーです。
次作でまたレオ・デミドフとライーサに会いたいものです。
2008年CWA(英国推理作家協会)イアン・フレミング・スチール・ダガー(最優秀スパイ・冒険・スリラー)賞受賞作品
なんとロシアでは発禁本になっているそうです。
2008年9月1日新潮文庫より発行
著者紹介:1979年、ロンドン生れ。
英国人の父とスウェーデン人の母を持つ。2001年、ケンブリッジ大学英文学科を首席で卒業。
在学当時から映画・TVドラマの脚本を手がける。処女小説『チャイルド44』は刊行1年前から世界的注目を浴びた。
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