女性私立探偵もの評価: ☆☆☆☆

砂漠の風に吹かれて/ベティ・ウェブ/扶桑社文庫

作家はニューヨーク等で商業デザイナーやイラストレーターとして活躍 アリゾナ州スコッツデール(Scottsdale)に移住 新聞記者となり、書評を担当 本書がデビュー作
作品の舞台となったスコッツデールがどのようなところかはこちらをご覧ください(アリゾナガイド?スコッツデール)写真等が載っており、参考になります。また、作家のホームページはwww.bettywebb-mystery.com/
女性私立探偵リナ・ジョーンズを主人公とするシリーズ第1作 全米で絶賛されシリーズ化 アメリカでは既に第3作まで発表されています。
女性の検屍官スカーペッタや復顔彫刻家(頭蓋骨から人間の顔を復元する仕事です)のイヴ・ダンカンのように、仲間がいるのにあえて一人で犯人と対決するのではなく、最初から一人で事件に立ち向かっていきます。周りの人たちに暖かい愛情を感じながら、自らバリアを築き拒絶してしまう孤独な主人公を心から応援したくなります。自然保護と家族と民族と美術に深い思いを持った作家が綴るお勧めのサスペンスです。
女性私立探偵のシリーズは多くの作家が手がけていますが、無鉄砲に単身事件解決に取り組むという点は共通しているようです。本書の主人公リナ・ジョーンズもその流れを踏んで、はらはらどきどきさせてくれます。次作の翻訳が待たれます。

国際標準図書番号(ISBN):4594048048を調べる

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