海外ミステリの本棚

海外ミステリの本棚では、翻訳されたミステリー最新刊を中心にベストセラーも含め実際に読んだ感想・書評 カテゴリー/おすすめを紹介。 独自のジャンル分けや各種ベストテンランキング該当かなども掲載しています。読書頻度は1週間に1,2冊ですが、10年で1000冊を超えました。最新のミステリ情報をこちらからどうぞ。

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「 アティ カス・コディアック シリーズ 」 一覧

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回帰者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2010.8.12発行)

約2年の月日を経てやっと、ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第6作(番外編を入れると第7作)がでました。 グルジアの小さな町コブレチでアリーナとひっそりと暮らしていたアティ カスの平和な時間は、愛犬ミアタが何かに反応していると目覚めたときに終わった—- 『逸脱者』の後半部分・『哀国者』本書で3部作が完成 必ず『逸脱者』からお読みください。出来れば第1作『守護者』か…

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哀国者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2008.9.12発行)

ボディーガードのアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第5作(番外編を入れれば第6作) 前作から、ボディーガードの仕事を描く小説から逸脱し、逃避・謀略・復讐を含む冒険小説(?)へと変身したように思いますが、面白さは変わりません。 ハードボイルドが根底に流れ、どうなるのか息もつかせぬ面白さです。 作者の談によれば変則ながら『逸脱者』の後半部分・『哀国者』・次作をもって三部作になるとのこと …

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逸脱者〈上〉 〈下〉/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2006.1.15発行)

本書はアティ カス・コディアックを主人公とするシリーズ第4作 読み始めたら止めることのできない面白さ。あっという間に読みきってしまいました。 ボディーガードを職業とするアティカスとその仲間たちと暗殺者との息詰る戦いにあなたも巻き込まれます。お勧めの作品です。 グレッグ ルッカは、1996年プロのボディーガード アティ カス・コディアックを主人公にした『守護者(キーパー)』でデビュー 『奪回者』『…

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死者を侮るなかれ/ボストン テラン/文春文庫(2003.9.10発行)

本の裏表紙に「名作『神は銃弾』の暴力の詩人が放つ崇高な暴力小説」と紹介されています。 この作者の作品を読んだことがあればそれほどのショックは受けないと思います。 『神は銃弾』を先に読まれてから本書を読んだ方が良いと思います。 母と子の複雑で屈折したかっとうを描いたミステリーです。 表現が独特で訳者の方もどんなにか苦労されたことでしょう。ご苦労様です。 2003年9月10日文春文庫より発行 第1長編…

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暗殺者(キラー)/ グレッグ ルッカ/講談社文庫(2002.2.15発行)

アティカス・コディアックを主人公としたハードボイルドシリーズ第3作 煙草訴訟でメーカーに打撃を与える重要証人を抹殺すべく、”テン”と呼ばれる超一流の暗殺者が雇われた。 ボディーガードのアティカスは証人警護の依頼を受ける。ボディーガードの世界を描いた秀作。しびれました!!! グレッグ・ルッカは、1970年サンフランシスコ生まれ 1996年ボディガードを主人公とした『守護者(キーパー)』でデビュー 2…

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奪回者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(2000.11.15発行)

かつて愛した女性の15歳の娘さんの警護を強引に頼まれ、アティ カス・コディアックは再びチームを組んで立ちあがります 敵は英国特殊部隊出身の誘拐チーム アティ カス・コディアックを主人公にした第2作 ボディーガードの仕事の困難さと仕事仲間の友情と信頼をじっくりとお楽しみください。 2000年11月15日講談社文庫より発行 …

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守護者/グレッグ ルッカ/講談社文庫(1999.3.15発行)

ボディーガードものを読みたい方には絶対にお薦めの作品 プロのボディーガード アティ カス・コディアックを主人公にした第1作 「あなたを雇いたい。私と娘を保護してもらいたい」妊娠中絶反対派の度重なる嫌がらせに、女性医師ロメロから依頼を受けたボディガード アティ カス・コディアックと脅迫者との必死の攻防が— 1999年3月15日講談社文庫より発行 …